フルバケのシェル内に貼るベルクロ生地を裁断。
センタークッションを固定するためにベルクロ生地にYKKの「クイックロン(R)」を縫い付けています。A面(フック面 硬い方)です。
また、フルバケのシェル先端部分は角度によって見える箇所なので、表皮に使用するレザーをシェル内に貼るベルクロ生地と縫い合わせております。
表皮の前後縫い合わせの際には、所々を伸ばしたり、いせ込んだりしてピン打ちして縫製します。
この部分は前パーツをかなり伸ばして縫製しています。
前後の接ぎ合わせが終わったのでダブルステッチを入れる準備をします。
縫い代の余計な部分をV字にカットしたり
切り込みを入れたりして縫い代が動けるようにします。
ダブルステッチはテープをかまして強度をUP。
縫い代をカーブに合わせてカットしていますので、ダブルステッチ後の縫い代のダブつきは有りません。
余計な縫い代は3ミリくらい残してカットします。
生地同色 ダブルステッチ仕上げ
4mm/4mm幅です。
最後にシェルに引っ掛けるワイヤーを縫い込みます。
フルバケの形状によってワイヤーが入る箇所の縫い代は1.5〜2cmで設定。
内カーブの部分はギャザーを寄せるように縫い代を待ち針で止めつけて
カーブがきついショルダー裏部分は切り込みを入れてワイヤーをなじませます。
今回は縫い代が2cmなので1.5cmのステッチ内にワイヤーが入る仕様です。
これで表皮の縫製作業が完了です。
続きます。