フルバケ張替えのご注文を頂きました。
今回はセンター部分にパンチング加工を施し、パンチングホール内を赤で仕上げていきます。
まずはパンチング加工した生地を粗裁ちします。
パンチングのホール内が赤く見えるように裏面に貼る芯地は赤を使用します。
生地より少し小さめに芯地を裁断しアイロンで接着します。
芯地は熱によってかなり縮みますので、先に蒸気を掛けて縮ませます。
芯地の糊が溶けてきますので、当て布を使用してアイロンを上から押し当てるようにしてしっかりと接着します。
スチームアイロンによる接着作業が終わったら一度冷やしてから、今度はスチーム無しで熱を加えれば芯貼りは完了です。
次はスプレーガンを使用して生地とウレタンをボンドで接着していきます。
フルバケのセンター部分には5ミリ厚の硬質ウレタンを使用しています。
ウレタンは生地より少し大きめに裁断します。
ウレタンに生地を置いたら、生地より少し大きめの位置に線を引きます。
この線は後々ボンドを吹くエリアの目安になります。
生地とウレタンにボンドを吹き、乾燥させてから貼り合わせていきます。
ウレタンの線内に生地を置き、ヒートガンやドライヤーで熱を当てながら貼り合わせます。
最初は手で貼り合わせ、最後は棒を転がして接着します。
この後、1日くらい放置してから裁断して縫製作業へと進みます。
フルバケの場合、ここまでの工程をパンチング加工代とし価格は10.000円(税別)とさせて頂いております。
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